パソコンのキーボードでフランス語を打つ方法(フランス語のアクセントと合字)

最終更新日:2020年6月30日

フランス語には英語と同じく26文字のアルファベットの他に、アクセント記号、セディーユがついたアルファベット、そして合字(リガチュア)があります。通常のアルファベット以外の特殊な文字は英語や日本語のキーボードにはないため、どのようにアクセント記号を入れたらよいのかが分かりませんよね。

そこで私がWordでフランス語を入力する際に使っている方法をご紹介します。

フランス語のアクセント記号を入力する方法

1)フランス語でスペルチェックをかける

ドキュメント全文をフランス語で打つ場合には、【スペルチェックと文章校正】のところをフランス語にして、自動的にフランス語のスペルチェックがかかるようにします。

Word の上のバーから【校閲】→【言語】→【校正言語の設定】でフランス語にすると、文書全体でフランス語のスペルチェックをしてくれます。例えば「学校」と言う単語をアクセント記号なしで ecole と入力すると文字の下に波線がつくので、その上で右クリックをし、正しい綴りである école を選択します。このようにして自動校正機能を使ってアクセント記号を入力するのです。ただしこれには、あらかじめパソコンにフランス語の言語パックをインストールしておく必要があります。

2)Lexilogos のサイトを利用する

短い文章や文字を入力したい場合など、ドキュメント全文にフランス語のスペルチェックをかけるまでもない場合には、この Lexilogos というページが便利です

ページを開くとすでにフランス語の設定になっていますので、入力したいアクセント記号、セディーユ、合字などの上をクリックして枠内に表示させ、【copier】をクリックしてコピーし、wordの文章などの必要な部分にペーストします。

フランス語以外のアクセント記号を入力したい場合には、【choisir une langue】が「言語を選択」という意味ですので、そこから対象言語を探すとその言語で使用されているアクセント記号が入力できるようになります。

3)言語パックで「フランス語」をインストールし、日本語キーボードから入力する

もっとも簡単な方法は上で挙げた2)の方法だと思いますが、言語パックで「フランス語」をインストールし、日本語キーボードからフランス語のアクセントを入力するという方法もあります。しかし問題なのは、フランス語のキーボードは日本語や英語のキーボードのように「QWERTY」の配列ではなく、「AZERTY」になっているため、言語パックをインストールするとキーボードの配列も「AZERTY」になってしまうのです。

日本語、英語キーボード 「QWERTY」配列

フランス語キーボード「AZERTY」配列

従って、言語パックで「フランス語」をインストールした後にフランス語を選ぶと、以上のような配列に変わります。上の図と日本語キーボードを見比べて、例えば é を入力したい場合には日本語キーボードの数字の2を押せばいいわけです。

ê û(accent circonflexe アクサン シルコンフレクス)の打ち方
AZERTY配列になっている場合には、^のキー(つまり日本語キーボードの [ { の場所)を打った後に e や u を続けて打ちます。

ï ë ü  (tréma トレマ)の打ち方
AZERTY配列になっている場合には、【Shift】を押しながら ̈ のキー(つまり日本語キーボードの [ { の場所)を打った後に、 i や e や u を続けて打ちます。

フランス語のアクセント記号、セディーユと合字(リガチュア)

フランス語のアクセント記号と特殊記号には、以下のものがあります。

フランス語のアクセント記号(アクサン記号)は、英語でいう「アクセント」のように、それがついている音節を強く読むというわけではなく、発音の指示や語源的な事情によってつけられているものです。

école [エコール] 学校

hôpital [オピタル] 病院

mère [メール] 母親

garçon [ギャルソン] 男の子

アクサン記号をつけて初めて正しいフランス語の綴りになるので、小さい記号ですが忘れないようにしっかりとつけてください。これらの記号を入力するには、上にあげた lexilogos のサイトで入力してコピー・ペーストするのが最も楽な方法だと思います。

フランス語の合字(リガチュア)

フランス語にはその他にも「合字(リガチュア)」というものがあります。フランス語の合字には以下の2文字があります。

œ æ

Œ(大文字)œ(小文字)の文字は、« e dans l’o » [ウ ダン ロ] と呼びます(訳は「o の中に入ったe」)。フランス語の œuf [ウッフ] (卵), bœuf [ブッフ] (牛肉) などの名詞に、一般的に使われています。

Æ(大文字)æ(小文字)の文字は ⁠a e-dans-l’a [ア ウ ダン ラ](a と a の中に入った e)と呼びます。普段使われるフランス語で私がみたことがあるのは、 Lætitia [レティシア] という女性の名前と、履歴書という単語 curriculum vitæ [カリキュラム ヴィテ]しかありませんので、めったにこの文字を入力することはないでしょう。

合字(ligature リガチュア)ができた理由

合字(ligature リガチュア)というのは2つ、または3つの文字を合成して1文字にしたもののことで、フランス語以外の言語のアルファベットやアラビア語にも見られます。このように文字を合成した理由としては:

  • デザイン上、単に複数の文字をくっつけた
  • 活版印刷において、スペースを調整する目的でくっつけた
  • フランス語のœ の様に、2つの文字の組み合わせである意識は残しながらも、綴りの中で必ずその合字を使うようになった

などがあります。 これらの合字も lexilogos のサイトで入力することができます。


最後に、セルジュ ゲインズブールが Lætitia (レティシア)と言う女性の名前を歌ったElaeudanla Teiteia [エル ア ウ ダンラ テイ テイ ア]という歌をご紹介したいと思います。この歌のタイトルの意味は、Lætitia と言う名前の綴りをフランス語で言っているのです(æ a e-dans-l’a [ア ウ ダン ラ] と言うのでしたね。レティシアは合字が含まれている素敵な名前なのですが、その綴りを歌った面白い歌ですので、ぜひ聞いてみてください。

 

L æ t i t i a
Elaeudanla Teïtéïa

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