恐怖!ラジオからとつぜん私の名前を呼ぶ声が…:リエゾンの話

最終更新日:2020年2月3日

外国語を学ぶ際に、私はよくラジオを利用します。リヨンで語学留学をしている時も、いつも家でラジオをつけていました。

そんなある日、突然ラジオから

「イ~ズ~ミ~」

と私の名前を呼ぶ声が。フランスのラジオ番組だったのでそれはそれはびっくりしました。その時のゲストが「イズミさん」だったわけでもありません。

そしてまた別の日。ラジオで「イ~ズ~ミ~」と呼ぶではありませんか。二回もラジオから自分の名前が呼ばれ、「なんなんだこのラジオは…。」と怖くなった私。

後で分かったそのわけは…?


ラジオの人は「イズミ」と言ったのではなく、”Ils ont mis…” [イル ゾン ミ]「彼らは~を置いた」と言っていただけでした。

主語が「彼ら」ils の場合、mettre(置く)という動詞の複合過去形は

”Ils ont mis…” となります。mettre の過去分詞は mis ですね。

この時、発音の仕方は [イル オン ミ] ではなく、Ils と ont の間がリエゾンでつながって、 [イル ゾン ミ]となります。しかも[イル] のルの音が弱いので ほとんど [イーゾンミ]となり、さらに[ゾン] が鼻母音なので [ン] が鼻にかかった音 [ゾオン]になって、あたかも [イ~ゾ~ミ(イズミ~)]と聞こえたわけです。

それでは例文を聞いてみましょう。
Ils ont mis du rouge à lèvre.” [イル ゾン ミ デュ るージュ ア レーヴる] 「彼らは口紅を塗った」

 

rouge à lèvre [るージュ ア レーヴる] は「口紅」という意味です。

どうですが、ちょっと “Ils ont mis” が「イーズーミー」と聞こえませんか?(ラジオではもっと [l] の音が弱かったんですってば!)


ラジオで話しているフランス語の内容がまだよく分からなかったので、突然自分の名前を呼ばれてほんとうにドキッとしました。フランス語は「リエゾン “liaison”」や「アンシェヌマン “enchaînement”」という発音合体のせいで前後の音がくっつくので、慣れるまでは「どの単語がどうつながったのか」が分からない場合があります。

このようにラジオを聴きながら、わからない単語があったらすぐに辞書で調べる勉強法はお勧めです。最初はわからない単語だらけかもしれませんが、聞き取れた単語、なんども繰り返された単語だけをまずはピックアップして、調べてみましょう。

 

 

 

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