フランス語でリエゾンする場合としない場合の規則

最終更新日:2020年7月20日

フランス語を読むときに難しいのが、リエゾン (liaison) やアンシェヌマン(enchaînement)、エリズィヨン (élision) といった語と語のつながりです。特にリエゾンは、本来発音されない語末の子音字を、次に続く語の頭が母音の場合につなげて読むことですが、すべての語末の子音と次の語の母音をつなげれば良いかというと、そうでもありません。

ここでは、必ずリエゾンする場合と、どちらでも良い場合、してはいけない場合の規則を見てみたいと思います。

【リエゾンの例】 deux ans = 2年

かならずリエゾンをする場合

限定詞(冠詞、指示形容詞、所有形容詞、疑問形容詞、数詞など)+名詞

限定詞とは、名詞の前につけてその名詞を具体的に明示する(性や数など)語のこと。

冠詞+名詞

les amis [レザミ] 友人達

 

指示代名詞+名詞

cet avion [セタヴィオン] この飛行機

 

所有形容詞+名詞

mes idées [メズィデ] 私の考え

 

疑問形容詞+名詞

quels exercices [ケルゼグゼるスィス] どの練習問題

 

不定形容詞+名詞

certains individus [セるタンザンディヴィデュ]

 

形容詞+名詞 (形容詞が名詞の前に来る場合)

les beaux enfants [レボーザンファン]

 

数詞+名詞

deux hôtels [ドゥゾテル] 2つのホテル

 

主語人称代名詞+動詞

Nous avons… [ヌザヴォン] 私達は…を持っている

Ils arrivent. [イルザりーヴ] 彼らは到着する。

Arrivent-ils? [アりーヴティル] 彼らは到着しますか?

 

中性代名詞+動詞

Prends-en. [プランザン] それを取りなさい。

Allons-y. [アロンズィ] そこに行きましょう。

 

補語人称代名詞+動詞

Je les aime. [ジュレゼーム] 私はそれらが好きです。

 

一部の複合語

c’est-à-dire [セタディーる] つまり

de temps en temps [ ドゥタンザンタン] 時々

peut-être [プテートる] たぶん

 

リエゾンをしてもしなくてもどちらでもいい場合

Etre + 属語(形容詞や名詞)

C’est impossible. [セッタンポッシーブル] またはリエゾンせずに [セ アンポッシーブル]

C’est une montre. [セッチュンヌモントる] または [セ ユヌモントる]

 

複合過去で助動詞 (avoir/être) +過去分詞

Ils ont aimé [イルゾンテメ] または [イルゾン エメ]

 

前置詞のあと(特に前置詞が1音節の場合はどちらでもよい傾向が強い)

sous un arbre [スーザンナるブる] または [スー アンナるブる] 木の下で

sans un sous [サンザンスー] または [サン アンスー] 一文無しで

sous (~の下に)sans (~なしに)が両方とも1音節の前置詞です。

 

ただし、前置詞が複数音節の場合、しない場合が多い

pendant un siècle [パンダン アンスィエークル] 1世紀の間

pendant (~の間)[パン/ダン] と2音節の前置詞です。

 

副詞 ( très , plus, bien, tout) +形容詞、副詞

Très occupe [トレゾキュペ] または[トレ オキュペ] とても忙しい

pas encore [パザンコール] または[パ アンコール] まだ

 

名詞の複数形+形容詞

des enfants agréables [デザンファンザグレアブる] または[デザンファン アグレアーブル] 感じの良い子供達

des habits élégants [デザビゼレガン] または[デザビ エレガン] エレガントな服装

 

動詞+補語

ils vont à Paris. [イルヴォンタパリ] または[イルヴォン アパリ] 彼らはパリに行く。

nous voyageons ensemble [ヌヴォワィヤジョンザンサンブル] または[ヌヴォワイヤジョン アンサンブル] 私達は一緒に旅行する

一般的に、演説や朗読などあらたまった場合にはリエゾンは多くなり、くだけた会話、日常会話ではより少なくなります。

 

リエゾンをしてはいけない場合

有音のhの前

les haricots [レアりコ] インゲンマメ

en haut [アンオー] 上に

 

数詞のhuit, onze の前

les onze enfants [レ オンズァンファン] 11人の子供達

 

最後が発音しない子音で終わる単数名詞+形容詞

un sujet intéressant [アンスジェ アンテレッサン] 興味深い主題

un chocolat amer [アンショコラ アメーる] 苦いチョコレート

 

Et の後

moi et Emilie [モワ エ エミリ]

 

特定の決まり文句

l’un ou l’autre [ラン ウ ロートる] どちらか一方


「必ずリエゾンをする場合」と「してはいけない場合」は、そうしなければ「フランス語の誤り」のように聞こえるので気を付けてください。それを除けばどちらでもいいということになっていますので、それほど気にすることはないでしょう。

けれども母音と母音がつながると発音がしにくいので、リエゾンをした方がなめらかに話せると思います。

Ils ont beaucoup aimé nos enfants. [イルゾンボクペメノザンファン]

彼らは私達の子供達をとても気に入った。

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