フランス語の聞き取り練習:調香師のDominiqueさん

最終更新日:2020年4月15日

今回のフランス語の聞き取り練習は、調香師の Dominiqueさんのドキュメンタリーを使ってやってみましょう。香りを作る調香師は、”le nez (鼻)”とも呼ばれる職人。フランスには人間の五感をフルに使う職業がたくさんあって、あこがれます。

このDominique さんも他の方もそうですが、使っている単語はそれほど難しくはないですが、説明する概念が「香り」と抽象的なので、理解するのが少し厄介かもしれません。私が思うに外国語を理解するコツは、単語を一つずつ頭の中で訳すのではなく、聞いたことを頭に入れて外国語のままで理解すること。

そして、もし通訳の仕事かなにかでそれを自分の言葉に訳さなければならない場合には、聞いたことばを一度頭のなかで雲のように抽象化して、それを一気に自分の言葉にすることだと思います。特に、日本語とフランス語のように言語間の距離が非常に遠い言語では、一語一語訳していると追いつきません。

それでは、動画をみて聞き取り練習をしてみましょう。
元の動画はこちらにあります。

[動画の仏訳]

“Mais au fond du flacon, Monsieur Ropion, qu’est-ce qui fait la différence entre une odeur et un parfum?”

でもロピオンさん、香水瓶の底で、何が匂いと香水の違いをつくるのでしょうか?

[Dominique] C’est un ensemble harmonieux, d’un choix précis également de matière première. La façon à obtenir une forme olfactive qui distingue des autres formes olfactives que l’on connait, voilà. En fait, un parfum c’est ça. C’est une forme olfactive.

香水とは調和のとれたアンサンブル(まとまり)、または原料の正確なチョイスのアンサンブルです。我々が知っている嗅覚のフォルム(形)とは異なるあるひとつの嗅覚のフォルムをとらえる方法、ですね。そう、香水はこれです。嗅覚のフォルム(形)なんです。

 

“Et quels sont les grandes étapes dans la création d’un parfum ?”

香水を作るうえでの大きなステップはなんですか?

[Dominique] Il y a deux moments dans la création de parfum : il y a le moment où vous vous dites ” Tiens, j’arrive sur une idée un peu nouvelle, il va falloir, il faut y aller.”

香水を作るうえで2つの瞬間があります。「あ、新しいアイディアが浮かんだ。このアイデアで行かなきゃ」と思う瞬間。

[Dominique] Vous voyez donc, ou des tours d’un accord ou des tours de, de, d’un nombre qui peut être très important d’essais. わかりますか?つまり、調香を繰り返したり、または非常に多くの試作を繰り返したりします。

[Dominique] Vous allez dans des voies différentes de recherche olfactive. Un moment donné, vous vous dites, « Tiens j’ai pris cette orientation-là, il y a vraiment quelque chose qui se passe, il faut aller plus loin. Donc ça c’est un… à mon avis, c’est un moment le plus important.

それから嗅覚探しのさまざまな道へ進んでいきます。そしてある時に「あれ、僕はこんな方向に行ったんだ?本当に何かが起こっているんだな。もっと遠くまでいかなきゃ」って気づくんです。それが、思うに最も大事な瞬間です。

[Dominique] Après, il faut aller, il faut aboutir, il faut, donc il faut creuser le sujet, il faut aller très loin, il faut rendre le parfum, le rendre peut-être plus facile, quand (…) c’est un accord trop brut, trop brutal, donc il faut le rendre plus acceptable.

「それからは、進んでいかなきゃなりません。最後まで行かなきゃ。ですから主題を深く掘って、ものすごく遠くまで行かなければなりません。香水をもっと分かりやすくしなければならないのです。調香が粗雑な場合、乱暴すぎる場合には、それをもっと受け入れやすくしなければなりません。

“De ces notes en accord, d’où viennent ses senteurs ?”

その調香された香りのノートの中の、様々な香りはどこから来るのですか?

[Dominique] Dans un flacon, vous pouvez avoir des choses qui proviennent de tous les coins du monde. L’essence de citron qui vient de Sicile, Bergamote de calabre, ou vous pouvez avoir du vétiver qui vient de Haïti, ou vous pouvez avoir de patchouli qui vient de l’Indonésie. Derrière tout ça, il y a un savoir-faire, il y a une tradition aussi, ne serait-ce que l’origine des éléments qu’on va utiliser dans nos formules.

ひとつの瓶の中には、世界中から来たものがつまっています。シチリア島からきたレモン、イタリアのカラブリア州のベルガモット、ハイチのベチベル、またはインドネシアからきたパチュリなど。それらすべての背景にはノウハウがあり、伝統もあります。私たちのフォーミュラに使う素材の原産地にさえもね。

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