フランスでは道の上を歩く?中を歩く?sur la rue, ou dans la rue ?

最終更新日:2020年2月13日

外国語を習う上で、前置詞の使い方を覚えることはとても大切です。同じフレーズを言う場合にも、言語によって使う前置詞が異なるからです。ここでは、「道を歩く」という文章を例にとってみてみましょう。

道の上を歩く?道の中を歩く? sur la rue ? dans la rue ?

「私は道を歩きます。」を英語で言うと

I walk on the street. (または I walk down the street. )

となりますが、フランス語の場合には

 

Je marche dans la rue.

となり、英語の on (~の上に)the street のように

Je marche sur la rue.
とはなりません。*フランス語でsur は(~の上に)という意味

 

フランスでは、道は中を歩くものなのです! dans (~の中に)

 

さらにややこしいことに、スペイン語では

Camino por la calle. のように、por を使います。

スペイン語の por はいろいろな意味があり、フランス語にすると「pour, par, à cause de (手段、方法、基準、原因)」などの意味をすべて含むため使い方が難しいのですが、ここでは「~を通って」という通過点を表す意味で por を使っています。

ですので、フランス語話者がスペイン語を話すと、よく
Camino en la calle.

と、間違えてしまうわけです。 (en = フランス語の dans にあたります)

 

同じように、

I walk on the street.  と英語で習った人であれば、

Je marche sur la rue. と言いたくなりますが、正しくは dans la rue なので、混乱しますよね。

 

これはもう、

学習する言語によって、前置詞ごと覚えるしかありません。 
例えば日本語を話す外国人は、「道の上を歩く」と言ってしまいがちですが、「日本語では “道を歩く”んです」、と理屈抜きに覚えてもらうしかないのと同じです。

外国語を話す際には、自分の母国語から直訳する癖は治しましょう。

 

それでは今日のポイントをまとめてみます。

私は道を歩く。
Je marche dans la rue. dans (~の中に、中で)

ところが、歩く場所が la rue (道)ではなくなると、どこを歩くかによって前置詞が変わります。

Je marche sur le boulevard. (le boulevard = 大通り)
Je marche sur le chemin. (le chemin = 道、道筋、道路)
Je marche sur la route. (la route = 道路、街道)
Je marche sur la place. (la place = 広場)
Je marche dans / sur l’avenue. (l’avenue = 大通り)

私のイメージとしては、rue というのは本来は生活の場で、人々が集まって井戸端会議をしたり、物を売り買いしたり、子供達が遊んだりする場所なので、dans (~の中で)を使う気がします。

Les enfants jouent dans la rue. 子供達が道で遊んでいる。

また、人々がデモに参加する時の、

Les gens descendent dans la rue. (人々は街なかへ繰り出す。)

という言い方も、dans がぴったりです。

一方で、boulevard や route などは、どこか別の場所へ移動するための通路だから sur (~の上を通って)なのかもしれません。

 

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