「よろしくお願いします」はフランス語でどう言う?

最終更新日:2020年2月14日

フランス語に訳すのが難しい言葉に、日本語の「よろしくお願いします。」があります。日本人はいたるところでこの表現を使いますよね。

例えばミーティングの初めに、

「では、今日はよろしくお願いします。」

 

ミーティングの最後にも、

「では、よろしくお願いします。」

 

また、仕事のメールの最後には必ず、

「以上、よろしくお願いします。」

 

非常に訳すのが難しいこの「よろしくお願いします。」。フランス語でどのように言えばよいかを、考えてみました。

初めの「よろしくお願いします。」はフランス語でどう言う?

もしこれが、「初めまして、どうぞよろしくお願いします。」という意味であれば、

Enchanté(e). Ravi(e) de vous rencontrer. (初めまして。お会いできてうれしいです。)

と言えるでしょう。*女性が言う場合には、(e)をつけます。発音に違いはありません。

 

ところが、初めて会った人同士ではないミーティングの前に「では、よろしくお願いします。」と言う場合はどうでしょうか。

 

私はこれを、

Merci de votre participation aujourd’hui. (今日はご参加いただきありがとうございます。)

や、単に

Bon, nous allons commencer la réunion. (では、会議をはじめましょうか。)

と訳してしまいます。

 

または、「みなさんの意見をよろしくお願いします。」という意味を含んでいるのあれば、

Merci d’avance pour votre opinion. (みなさんからご意見いただけることを、前もってお礼申し上げます。)

と言ってもよいかもしれません。

最後の「よろしくお願いします。」はフランス語でどう言う?

それでは、ミーティングなどの最後に言う「では、よろしくお願いします。」はどうすればよいでしょうか?

まずは、話し手が「何をよろしくお願いしたいのか」を理解しなければなりません。

もし「あなた(方)のお返事をお待ちしています。」という意味であれば、

Merci d’avance pour votre réponse. (あなた(方)のお返事に前もってお礼を申し上げます。)

と言えますし、

 

「あなた(方)のご協力をお願いします。」という意味であれば

Merci d’avance pour votre aide. (あなた(方)のご協力に前もってお礼を申し上げます。)

 

「あなた(方)にご理解いただけることを願っています。」という意味であれば

Merci d’avance pour votre compréhension. (あなた(方)のご理解に前もってお礼申し上げます。)

 

「あなた(方)に仲裁してほしい」のであれば

Merci d’avance pour votre intervention. (あなた(方)に仲裁いただけることを前もってお礼を申し上げます。)

 

このように、ミーティングの後に言う「よろしくお願いします。」を表現するには、Merci d’avance (前もってお礼申し上げます。)とした上で、pour の後に相手に期待する具体的なアクションを入れるとよいでしょう。例えば:

pour votre réponse あなたの返事

pour votre aide あなたの援助

pour votre compréhension あなたの理解

pour votre intervention あなたの仲裁

pour votre collaboration あなたの協力

pour votre proposition あなたの提案

pour votre devis あなたの見積もり

メールや手紙の最後の「以上、よろしくお願いします。」はフランス語でどう言う?

では、日本人がメールの最後に必ず入れる「以上、よろしくお願いします。」は、どう訳せばよいでしょうか。

仕事のメールの場合には、

Cordialement, (敬具)

と訳せばよいでしょう。

 

しかしその前にやはり、相手にしてほしいアクションを一言加えておくとよいと思います。

例えば、返事を早くほしい場合には、

Merci d’avance pour votre réponse rapide. (素早いお返事をいただけることを前もってお礼申し上げます。)

または、

Dans l’attente d’une réponse rapide de votre part, (あなた様からの素早いお返事をお待ちして)

または、

Dans l’attente de vous lire, (あなたのお返事を読むことをお待ちして)

として、このあとに Cordialement, をつけて終えます。

このように、メールの場合には、Dans l’attente de (~を待っています)の後に相手に期待するアクションを加えてから、Cordialement, で終えるとよいでしょう。ただし、”Dans l’attente de…” は書き言葉ですので、メールや手紙の場合にのみ使います。会話の場合には、上で挙げた “Merci d’avance pour…” が使えます。

フランス語の手紙やメールの結びについて


このように、我々がよく使う「よろしくお願いします。」はとても便利な言葉なのですが、含まれる意味が非常に多くて抽象的なので、フランス語などの他言語に訳す場合には、相手が何をお願いしたいのかを、はっきりとさせなければなりません。日本人同士だとなんとなくわかった気になれても(でも実際には、お互いによく理解していないことも多かったりするのですが)、外国語で話す時にはそうはいきません。フランス語で話す際にも、「よろしくお願いします。」のような回りくどい言い方をせず、なるべくストレートに物事を言う方がよいでしょう。

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