2019年にフランスで最も売れたAngèleの歌を使ってフランス語の勉強をしましょう

最終更新日:2020年4月15日

フランスのレコード産業協会 (SNEP) の2020年1月7日の発表によると、2019年フランスで最も売れたアルバムの第1位は、ベルギー人のシンガーソングライター、Angèle(アンジェル)の「Brol」(2018年発売)というアルバムでした。

タイトルの「Brol」というのは、ベルギーの方言で「乱雑、無秩序」という意味だそうです。今日はこのAngèleのアルバムの中の「Tout oublier (すべてを忘れなきゃ)」を使って、フランス語の勉強をしてみましょう。

Angèle の歌を使ってフランス語の勉強をしてみましょう

まずこの歌の背景を少し説明します。歌のテーマは「恋愛、他人の目、憂鬱、ソーシャルメディア」。 アンジェルによると、「現代において、幸せは義務のようなもの」。まだ若い彼女(1995年生まれの現在24歳)は、この歌を人生の苦しい時期(恋愛がうまくいかなかった)に書いたそうです。苦しい時期だったけれども「すべてはうまくいっているふりをしなければならなかった」という彼女。「周りの人の目があるために、幸せでいなければならないと感じた」と言っています。そんな彼女がみつけた、簡単に幸せになる方法。サビの部分にしぼってビデオで解説します。

オフィシャルビデオはこちらです。

Le spleen n’est plus à la mode, c’est pas compliqué d’être heureux

Le spleen n’est plus à la mode, c’est pas compliqué

憂鬱はもう時代遅れ、幸せになるのは難しくない

憂鬱はもう時代遅れ、難しくない

 

Tout, il faudrait tout oublier

Pour y croire, il faudrait tout oublier

On joue, mais là, j’ai trop joué

Ce bonheur, si je le veux, je l’aurai

すべて、すべてを忘れなきゃ

信じるために、すべてを忘れなきゃ

みんなフリをしてるけど、私はやりすぎた

この幸せ、私が望めば手に入れられる

 

Spleen [スプリン]というフランス語は日常ではあまり聞きませんが、「憂鬱、厭世的気分」という意味で、ボードレールが彼の代表的詩集である「悪の華」の中心的メタファー(隠喩)として使っています。フランス語っぽくないつづりですが、それもそのはず。もとは英語のspleen (脾臓)からきています。古代の医学ではこの脾臓から出る黒胆汁が憂鬱症の原因であるとされていたため、spleen=憂鬱という意味で使われるようになりました。


他人の目を気にして「いつも幸せなふりをしていなければならない」この世の中。誰もがソーシャルメディア使うようになったせいで、ますますその傾向が強くなりました。彼女の歌は、そんな世の中に嫌気がさしている人々の気持ちを表しているようです。

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