マクロン大統領のスピーチで学ぶ命令法
フランスのマクロン大統領が、国内でのコロナウイルス拡散を防ぐために最低二週間の外出禁止令を出しました。その中には国民に対してのさまざまな要請が入っています。今日はマクロン大統領のその時のスピーチを使って、命令法の勉強をしてみましょう。
命令法を使う人称は “tu” “vous” “nous”
命令法はすべての時制で使えるわけではなく、命令をするので相手がその場にいなければなりません。つまり、きみ(tu)、あなた/あなた方(vous)という人称に対して使います。もう一つ、我々(nous)という人称で使う場合には、「~しよう」という呼びかけになります。英語の”Let’s~”と同じですね。
活用の形は、nousと vous の人称の時は直接法現在形と同じ形になりますが、tuの場合には命令法の活用は最後のsがつかないので注意が必要です。
例えば「聞く écouter 」という動詞の活用は、直接法現在形の場合には:
Tu écoutes la musique. 君は音楽を聞く。
Nous écoutons la musique. 我々は音楽を聞く。
Vous écoutez la musique. あなたは音楽を聞く。
ですが、命令法では
Écoute la musique! 音楽を聞け!(2人称単数形)
Écoutons la musique ! 音楽を聞こう! (1人称複数形)
Écoutez la musique ! 音楽を聞いてください! (2人称複数形)
となります。また、命令法の場合には主語はつけません。
命令法と言っても、単なる「命令」だけではなく、言い方によって「要求、勧告、願望」などさまざまな意味になります。それでは、マクロン大統領がどの人称でどのような命令法を使っているか、演説を聞いてみてください。
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