パリジェンヌになるための格言
パリの街をさっそうと歩く女性たちは、特別に髪型やメイク、洋服をバッチリ決めていなくてもなんだか素敵。
その秘密を “How to be parisian wherever you are” (どこにいてもパリジェンヌでいる方法) という本の中で見つけました。この本は Anne Berest, Audrey Diwan, Caroline de Maigret, Sophie Mas という4人のフランス人女性が、パリジェンヌの秘密について書いた本です。外国人が書いた「フランス人女性本」はたくさんありますが、フランス人女性自身が「パリジェンヌとはこういうもの」という視点で書いた本はあまりなかったので、面白いなぁと思いました。
今日はその中で、Aphorismes(パリジェンヌになるための格言)というのをご紹介します。原文は英語ですが、フランス語にしてみました。
Aphorismes パリジェンヌになるための格言
À lire à haute voix chaque soir avant d’aller se coucher. Même en état d’ébriété.
- N’ayez pas peur de vieillir. Comme le dit le dicton, n’ayez peur de rien d’autre que de la peur elle-même.
- Trouvez “votre” parfum avant d’avoir trente ans. Portez-le pendant les trente prochaines années.
- Personne ne devrait jamais voir vos gencives lorsque vous parlez ou riez.
- Si vous ne possédez qu’un seul pull, assurez-vous qu’il est en cachemire.
- Portez un soutien-gorge noir sous votre chemisier blanc, comme deux notes sur une partition de musique.
- Il faut vivre avec le sexe opposé, pas contre lui. Sauf quand on fait l’amour.
- Soyez infidèle : trompez votre parfum, mais seulement les jours de froid.
- Allez au théâtre, au musée et au concert aussi souvent que possible : cela vous donne une bonne mine.
- Soyez conscient de vos qualités et de vos défauts. Cultivez-les en privé mais n’en faites pas une obsession.
- Donnez l’impression que c’est facile. Tout ce que vous faites doit paraître sans effort et gracieux. Pas trop de maquillage, trop de couleurs, trop d’accessoires…
- Respirez profondément et restez simple. Votre look doit toujours avoir une chose en moins – le diable est dans les détails.
- Soyez votre propre chevalier en armure brillante.
- Coupez vos cheveux vous-même ou demandez à votre sœur de le faire pour vous. Bien sûr, vous connaissez des coiffeurs célèbres, mais seulement en tant qu’amis.
- Soyez toujours baisable : lorsque vous faites la queue à la boulangerie le dimanche matin, lorsque vous achetez du champagne au milieu de la nuit ou même lorsque vous allez chercher les enfants à l’école. On ne sait jamais.
- Faites tout gris ou pas de cheveux gris. Le sel et le poivre sont pour la table.
- La mode dirige le monde et les Parisiens dirigent la mode. D’accord, ce n’est peut-être pas vrai. Mais le monde a toujours besoin de contes de fées.
以下に和訳をつけてみます:
毎晩寝る前に声に出して読むこと。酩酊しているときでも。
- 歳を取るのを恐れてはいけません。ことわざが言うように、恐怖以外の何物も恐れるな。
- 「あなたの」香水を30歳以前に見つけましょう。それから30年間、それを身に着け続けなさい。
- 話したり笑ったりする時に、けっして歯茎を見せてはいけません。
- あなたがセーターを1着しかもっていないのだったら、それはカシミアでなければなりません。
- 白いシャツの下に黒いブラをつけなさい、まるで楽譜の上の音符のように。
- 人は異性に逆らわず、異性と共に生きなければなりません。ただし、愛し合うときは別。
- 浮気をしなさい。:あなたの香水を浮気すること、ただし寒い日だけ。
- 劇場や美術館、コンサートにできるだけ頻繁に行くこと:それはあなたの顔色を良くしてくれます。
- 自分の資質と欠点を自覚しましょう。それを自分自身で育てなければいけないが、こだわらないこと。
- まるでそれが簡単であるかのように見せましょう。何をするにも、無理なく、優雅に見えるようにすること。メイクしすぎず、色を使いすぎず、アクセサリーをつけすぎず…。
- 深呼吸して、シンプルでいること。あなたのルックには、いつも何かひとつが欠けていなければならないー悪魔は細部に宿ります。
- あなた自身があなただけの騎士になること。
- 自分で髪を切るか、姉妹にお願いすること。もちろん、有名な美容師さんも知っていますが、あくまで友人としてだけ。
- いつでも愛し合える準備をしておくこと:日曜日の朝、パン屋に並ぶときも、夜中にシャンパンを買いに行くときも、子供を学校に迎えに行くときでさえも。何があるかわからないものです。
- すべてを白髪にするか、白髪をなくすかどちらかにしましょう。ごま塩は食卓だけに。
- ファッションが世界を支配し、パリジェンヌがファッションを支配する。なるほど、それは違うかもしれません。でも、世界にはまだおとぎ話が必要なのです。
これであなたもパリジェンヌになれそうですか?
【注】これはZ世代の親世代によって書かれた「パリジェンヌになるための格言」ですので、今時の若いパリジェンヌには当てはまりません(笑)
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一行目だけはクリアできる自信があります。
素敵な翻訳を対照しながら、楽しく読ませていただいています。
なるほど、だから Yuko san はお若いのですね!
Bonjour Izumi先生!
今日のパリジェンヌのお話は男性にも全く同じことが言えますね。
常に気にしながら生きたいと思います。
只、黒のブラはつけられませんが⁉️
三平さん、今度はパリジャンになるための格言も探しておきます!
泉先生こんにちは!綾子です、今回のメルマガもとても興味深く読ませて頂きました。この格言、
ステキですねー、特に私達の年代には必要!思わずコピペしてお友達にたくさん転送してしまいました 私もいつでも読み返せるようにプリントアウトしてトイレにでも張っておきます、
あ、6と7は短絡的な日本人男(まさにうちの旦那)には誤解を招くのでフランス語にしておきまーす!
Merci beaucoup !
参考にしたい言葉ばかりですよね~
日本人とは違うセンスが素敵!
ほぼ納得!でもいくつか解釈が..
7.寒い時?
11. 欠けていなくてはならない、でもそれが..悪魔 ? ちょっと意味がわからないので教えてください。
15は耳が痛いです。将来の綺麗な白髪を目指しナチュラルに、染めずにいるので(^_^;)
Bonjour Eriko san,
7. なぜ寒い時だけいつもとは違う香水をつけていいのか…?明確な理由は作者に聞いてみなければ分かりません。気分を変えるため??
11. 身なりの細部まで完璧にしすぎるとダメですよ、ということだと思います。