フランス人の手書き文字を読む方法

最終更新日:2020年4月3日

フランスで生活をしていると、「フランス人の書く文字が読めない」ということがよくあります。これだけパソコンが普及した現在では手書き文字を読む機会が圧倒的に減りましたが、私がパリで学生をしていた頃は、フランス人の書いた文字を解読するのに非常に苦労した思い出があります。フランス人の学生にノートを借りてコピーしたのはいいものの、何と書いてあるのかがさっぱり読めなかったこともしばしば…。ただし、彼らの書く文字の特徴を最初から知っていれば、困ることはありません。

ここでは、留学中や駐在中にフランス人の書く手書き文字が読めなくて困らないように、フランス人の書く数字や文字の特徴をご紹介します。

フランス人の書く手書きの数字

<フランスの1>


1980

 

日本人の1はまっすぐタテ線ですが、フランスの1は頭がおおきく前につきだしています。これは7ではないのでお間違えないように。

<フランスの4>

フランス人の書く4は、タテ線が突き抜けない場合が多いです。

<フランスの7>

 

フランスでは、1と間違えないようにするために7にはかならず横線を入れます。日本人の書く7は1と間違えられたり理解してもらえないので、注意が必要です。

<フランスの9>

 

フランスの9は、下が大きく左側に曲がります。

以上が、フランスで数字を書く際に気を付ける点です。自分の電話番号や住所を書く際には、意識して以上のようにフランス風に書きましょう。

フランス人の書く手書きの文字

手書き文字にもいくつか特徴があるので、ここに挙げておきます。

<大文字のL>


”Les”                 ”L’historien”

大文字の L は筆記体の形が特徴的です。

<小文字のp>


“permet”                                           “pour”


“pas”

筆記体の小文字の p はかなり形が崩れ丸がない場合が多いので、読む際に注意が必要です。

<小文字の s >


“Les mémoires sont”

小文字のsはただの三角 (△)になることも多いです。

<小文字の r >


“rétablis”

小文字の r は通常はこのようになりますが、単語の一番最後にくると下のように n のような形になる場合もあります。


“leur”

<小文字の t >


“acceptent”

小文字の t は、横の棒が左側に突き出さないことも多いです。

<小文字の x >


“aux”

小文字の x は、真ん中が離れる場合もあるので注意です。


日本人の書くアルファベットはとても分かりやすいのでフランスでも問題はないと思いますが、数字の書き方はだいぶ異なるので、上で紹介した数字には特に注意し「郷に入っては郷に従え」でフランス人のように書いた方が無難でしょう。

最後におまけです:フランスでは小数点は「,」となり、桁を区切るコンマは「.」で表します。日本とは反対ですので気をつけてくださいね。日本の 3,400.67 (3千400点67) はフランスでは 3.400,67 と書きます。「,」は virgule (ヴィルキュル)といいます。

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