フランス語の聞き取り練習:コロナ禍の新学期

最終更新日:2020年9月1日

今日はフランスの新学期。学校の1年が始まる年です。フランスでもコロナの影響で3月中旬から学校が閉鎖していました。7月、8月の2か月間の夏休みを含めると、約6か月ぶりに学校が再開することになります。

今年の新学期は生徒も親も先生も不安がいっぱいです。「子供達は学校でちゃんとソーシャルディスタンスを保てるのか」「マスクをつけていられるのか」「先生はみんな来るのか」などなど、未知のことだらけの前代未聞の2020年の新学期。France Info のニュースを使って、聞き取り練習をしてみましょう。(France Info の2020年8月31日のニュース動画より抜粋)

動画にはフランス語で字幕がつけてありますので、一回目は字幕を隠して聞いてみてください。

ニュースの書き起こし

どのぐらい聞き取れましたか?記者のナレーションが所々に入りますが、日常会話とは異なる口調なので、違和感を感じるかもしれません。

例えば最初の

Tout est prêt, même le masque.  「準備万端、マスクもです。」

Stressant, forcement.  「もちろん、ストレスはあります。」

などの文体は書き言葉で使う形で、日常会話ではこのようには言いません。会話であれば:

“Elle est prête pour la rentrée, même le masque.”

“C’est forcement stressant.”

のようになるでしょうが、書き言葉やナレーションの場合には、第三者の立場から客観的に物事を話す口調、そして書き言葉の文体になっています。そのような違いも感じながら、書き起こしたフランス語、そして和訳を読んでみてください。

Journaliste:
Tout est prêt, même le masque. Laura a 11 ans, et elle est impatiente de faire ses premiers pas en sixième. Stressant, forcément.
Surtout qu’elle n’a pas pu visiter son collège à cause du Covid. Mais c’est surtout le virus qui l’inquiète.

Laura:
J’ai peur de le transmettre à mes proches, à ma famille.
Mais on ne va pas dire que je suis dans une situation de panique.

Journaliste:
Comme tous ses camarades, elle devra porter le masque pendant les cours et la récréation. Sa maman n’y croit pas vraiment.

Mère de Laura:
Un enfant, on ne peut pas obliger de porter toute la journée le masque. Je pense que ça ne marchera pas.

Journaliste:
Son père n’est pas très serein non plus.

Père de Laura:
Je pensais que ça se passe bien dans les premiers jours.  Mais est-ce que ça va tenir sur la distance? Est-ce que tous les profs seront présents? S’ils ne sont pas présents, ils seront remplacés.

Journaliste:
Du côté des professeurs aussi, cette rentrée soulève des questions.
Mariane Ochandos est professeur de physique chimie au collège.
Elle a peur qu’après le confinement et les cours à distance, tous n’aient pas les mêmes acquis.

Professeur:
Tout ça, c’est ce que l’on n’a pas fait avec les élèves.

Journaliste:
Son autre inquiétude: ne pas pouvoir maintenir les cours pratiques.

Professeur:
La pratique, c’est ce qui plaît aux élèves.
Donc, si, si on enseigne la physique chimie avec juste des notions théoriques en leur montrant des vidéos d’expériences, c’est un peu barbant.

Journaliste:
Un retour en classe qu’elle souhaitait vivement, mais qu’elle trouve aussi angoissant.

Professeur:
On est un petit peu dans l’incertitude. On ne sait pas si c’est les élèves qui vont changer de salle. Si c’est nous, si les élèves vont se croiser ou pas.

Journaliste:
Marine Ochandos reprendra lundi le chemin du Collège et espère voir ses doutes dissipés.

ニュースの和訳

記者:
準備万端、マスクもです。11歳のローラは中学校に初めて入るのを待ちきれません。もちろん、ストレスはあります。特にコロナウイルスのせいで、中学校を見学することができなかったのですから。しかしそれよりも、ウイルスの方が心配です。

ローラ:
親しい人や家族にウイルスを移すのが怖いです。でも、パニック状態というわけではありません。

記者:
他の友達と同様に、彼女も授業中と休み時間中にはマスクをしなければなりません。お母さんはあまり信用していないようです。

ローラの母親:
子供に一日中マスクをつけることを強制することはできないでしょう。私は無理だと思います。

記者:
お父さんもあまり心穏やかではないようです。

ローラの母親:
はじめのうちはうまくいくと思っていましたが、本当にソーシャルディスタンスを保てるのでしょうか?先生は皆来るのでしょうか?もし来なかった場合には、代理の先生はちゃんといるのでしょうか?

記者:
先生の方も、この新学期には多くの疑問が浮かんでいます。マリアン・オチャンドさんは中学校の物理・化学の先生です。ロックダウンとオンライン授業の後、すべての生徒が同じように知識を得られていないのではないかと心配しています。

先生:
ここがすべて、生徒と一緒にできなかった部分です。

記者:
彼女のもうひとつの心配は、実験の授業ができないこと。

先生:
実験こそ、生徒が好きな授業です。ですから、もし物理・科学の授業を実験のビデオを見せながら論理だけを教えるのだったら、ちょっと退屈でしょう。

記者:
彼女が待ち望んでいた授業ですが、心配もあります。

先生:
私達は不確実な状況の中にいます。生徒たちは教室を移動するのか。それとも教師が移動するのか。生徒たちは密集しないか、など。

記者:
マリアンヌ・オチャンド先生は月曜日に中学校に戻ります。彼女の疑念が晴れることを期待しながら。


いかがでしたか?動画と字幕を見ながら、まねをして一緒に言ってみるのもいい練習になると思います。そのときは、どこに抑揚をつけて言うのかなども、フランス人のまねをしてみるといいですよ。

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