toujours pas と pas toujours の違い

最終更新日:2021年1月6日

「いつも」という意味の副詞 “toujours” 。この toujours が否定表現になる場合、

toujours pas

pas toujours

の両方を聞いたことがあると思いますが、これらの違いはなんなのでしょうか?また、どのように使い分けをすればよいのでしょうか?

toujours には意味が2つある

① いつも、常に、ずっと

Il a toujours raison. 彼はいつも正しい。

Nous dînons toujours à 20 heures. 私達はいつも午後8時に夕食をとる。

 

② 相変わらず、まだ今でも

Il pleut toujours. まだ雨が降っている。

Vous habitez toujours à Paris? あなたはまだパリに住んでいるのですか?

 

toujours の文章を否定表現にする場合

Il fait toujours beau ici.  ここはいつも天気が良い。

以上の文章を否定表現にしてみましょう。

A) Il ne fait pas toujours beau ici.

B) Il ne fait toujours pas beau ici.

上の文は両方とも文法的に正しいですが、意味が違います。

 

A) は「ここはいつも天気がいいというわけではない。」

B) は「ここは相変わらず天気が良くない。」

つまり、

「①いつも、常に」の意味で否定表現にする場合には、pas toujours の順番になり、

「②相変わらず、まだ今でも」の意味で否定表現にする場合には、toujours pas の順番になります。

 

それでは、以下の文章にはどのような意味でしょうか?

A) “Il est sympas ! ” ー “Mais pas toujours….”

B) “Tu as reçu le résultat d’examen?” ー”Toujours pas!”

A) は「彼って感じがいいね!」「でも、いつもっていう訳じゃないよ…。」

B) は「きみ、テストの結果受け取った?」「まだなんだよ!」


このように、”pas toujours” “toujours pas” と順番が変わっただけで意味がまったく変わってしまいますので、使う時には気をつけてくださいね。

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