フランス語の plus の発音

最終更新日:2020年11月13日

今日は、フランス語の比較級や最上級ででてくる “plus” の発音について、見てみましょう。

「”plus” の最後の [s]は発音しないと思っていたのに、発音する場面があった!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。”plus” を[プリュス]と発音する場合と [プリュ]と発音する場合の違いを見てみましょう。

①フランス語の plus の s を発音しない場合

次のように比較級や最上級で使われ、うしろに形容詞や副詞がくる場合、plus の最後の s は発音しません。

Sophie est plus grande que Julie.      ソフィはジュリよりも背が高い。
[ソフィ エ プリュ グランド ク ジュリ]

 

Alex nage plus vite que Thomas.   アレックスはトマよりも速く泳ぐ。
[アレックス ナージュ プリュ ヴィット ク トマ]

以上のように、子音で始まる形容詞や副詞の前にある場合 plus の s は発音しません。

ただし、母音の前では s と次に来る母音とリエゾンします。

Sandra est plus intelligente que sa sœur.   サンドラは彼女のお姉さんよりも頭がよい。
[サンドら エ プリュザンテリジャント ク サスゥーる]

 

②フランス語の plus の s を発音する場合

次のような場合には、plus の最後の s を発音します。

Cécile travaille plus que Pierre.  セシールはピエールよりもたくさん働く。
[セシール トらヴァイユ プリュス ク ピエーる]

 

Elle a plus de responsabilités.  彼女はより多くの責任がある。
[エラ プリュス ドゥ れスポンサビリテ]

 

Elle gagne plus.    彼女はより多く稼いでいる。
[エル ギャーニュ プリュス]

 

以上のように、”plus que” “plus de” 、さらに文章の最後にくる “plus” の最後の s は発音するのです。文章の最後にくる、というのは、ピリオドの手前というだけではなく、文章を意味のグループで分けた時に意味上のグループの最後に来る場合もあてはまります

 

(*ただし、plus de の後に数字が来る場合には、[プリュ]と読むことが多いようです。
plus de vingt minutes =20分以上 [プリュドゥヴァンミニュット] plus de quinze ans =15歳以上 [プリュドゥキャーンザン] この読み方に関しては、人によって異なります。)

 

また、足し算でつかう plus も [プリュス]と発音します。

Deux plus trois égalent cinq.  2+3=5
[ドゥ プリュス トろワ エギャル サンク]

さらに、次のような決まり文句の場合にも [プリュス]と発音します。

au plus = せいぜい、多くても

Ce tableau coûte au plus deux mille euros.  この絵はせいぜい2000€だ。
[スタブロー クット オプリュス ドゥミル ウーろ]

 

de plus = そのうえ

Je suis fatigué et de plus j’ai faim.  私は疲れている上にお腹がすいている。
[ジュスィ ファティゲ エ ドゥプリュス ジェファン]

 

en plus=そのうえ、おまけに

Cette robe est très belle, et en plus elle n’est pas chère!

[セット ろーブ エ トれベル エ アンプリュス エル ネパ シェーる]

 

ただし、de plus en plus (ますます多く、次第に)は、最初のs はリエゾンをし、次の s は発音する場合としない場合があります。

Le vent devient de plus en plus fort. 風がますます強くなってくる。
[ルヴァン ドゥヴィアン ドゥプリュザンプリュ フォーる]

“de plus en plus” で文章が終わる場合には、最後は [プリュス]と発音するようです。

Le taux de chômage augmente de plus en plus. 失業率はますます高くなる。
[ル トードゥショマージュ オギュモント ドゥプリュザンプリュス]

③否定の ne…plus (もはや…しない、もう~ない)の場合は?

否定の ne…plus の s は発音しません。たとえ文章の最後に来ても発音しません。

Je ne suis plus étudiant.  私はもう学生ではない。
[ジュ ヌ スュイ プリュ エチュディアン]

 

Tu n’aimes pas la bière? Moi non plus.  きみはビールが好きじゃないの?私も(好きじゃない)。
[チュ ネーム パラ ビエーる? モワ ノン プリュ]

つまり、「より多くの」という肯定の意味で使う plus は s を発音する場合が多く、「もう~しない、もう~ない」という否定の意味で使う plus の場合にはけして s は発音しません。


以上の規則を頭に入れて、次の文章を音読してみましょう。どの plus を [プリュス]と読み、どの plus を [プリュ]と読むでしょうか?

Comparée à son ami Paul, Emilie parle plus, elle est plus communicative et plus ouverte. Elle lit plus et elle fait plus d’exercices. Elle est plus avancée et progresse plus vite.

 

正解を見てみましょう:

Comparée à son ami Paul, Emilie parle plus, elle est plus communicative et plus ouverte. Elle lit plus et elle fait plus d’exercices. Elle est plus avancée et progresse plus vite.

[プリュス]と s を読む場合はブルー
[プリュ]と s を読まない場合は黒字で横線
s を次の母音とリエゾンをする箇所はオレンジで示しました。

音声を聞いてみましょう。

 

和訳をつけておきます。

友達のポールに比べると、エミリーはよりたくさん話す。彼女は(ポール)より話好きでオープンだ。彼女は(ポールより)本を読むし、たくさん練習問題をする。彼女はより上級だし、進歩もより速い。

以上の規則を覚えて、これからは自信を持って plus を発音しましょう。

ちなみに、親しい間柄でつかう「またね!」という意味の À plus ! (メールなどでは A+ と書きます)は [ア プリュス ]と発音します。

A +

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